展望台にのぼる前に

言っておきたいことがある。(いったい何宣言だというのか。)

 

ツアーファイナルたるパシフィコ横浜公演が来週に迫っているので、セミファイナルまでの覚え書きを。

まとめて書き出しておく場としてTwitterよりもブログを選んだというだけなので、だいたい箇条書き。パラグラフとか大して意識してない。

そして全ては個人(茶推しかつ緑推し。橙も。)の見解。

 

1部の話

Mステを模した1部の登場、だなあ。(各々のBGMがソロ曲もしくはシングル表題曲でのセンター……ううううううん…………。リアルタイムではそんなに感じなかったけど、こうして振り返ると、そろそろそういう曲が来ても全然おかしくないよなとは思う。おかしくないよなと思うってだけの話であって、こういうのはオタクサイドが欲しがる筋のものではないけど。待つだけ。ただ待って、その時が来たら喜び祝う、それだけだ。)

 

ハード面の話

照明が。四本一組でぐるぐる回るやつ、あれとても面白い。アンコール時に凱旋やお誕生日のメンバーカラーに光らせてくれてるのも、

セットにしろ照明にしろ、こうした"ならでは"の設備の使い方が、ホールでのライブの醍醐味のひとつだと思う。

いみじくもつい先日野崎さんがブログで言及していたように、会場が大きくなる(ステージから客席までの最大距離が長くなる)ことで、ライブの質が変容する、もっと言ってしまえば「ライブがつまらなくなる」ということは往々にして起こる。
しかしながら、MeseMoa.のライブについては、それは杞憂だった。というのがセミファイナルまでの結論だ。先のブログに、その確証を得たようにも思う。

今回のツアー中、親しいオタクとこんな会話(※)を交わした。
「遠い席でも2階席でもさびしくなかったね、さすがだね」
「ちゃんと全ての座席を意識してくれてるって、客側にも伝わるものだね」
(※かなり要約してるので実際とは言い回しがけっこう違ってるけど、大意は汲んでいるはずなので許してほしい……)

キャパシティとパフォーマンスのバランスって、そういうことなんだと思う。

 

九人の話

二番くん。二番煎じって人はただ者ではないのだな、と気づく。ポジダンで暴れまわった直後にREiやる(静岡1日目)のも、メセモネアのネタを自分が挑戦者になる分は全部自分で作ってるのも、ただ者ではない。

のっくん。 愛、国境越えちゃうわ。冗談じゃなくこれ本当にいいパートだな。他にも彼が歌うのに合ってるなあと感じるパートがいくつもあって、見ていて幸せだった。

白服さん。凱旋ってやっぱり特別だなあって、静岡公演のMCで改めて感じさせてくれた素敵なアイドル。 恩師が見に来てくれているとか、御殿場市民会館が成人式の会場だったとか、話してくださってありがとう。MWドラマでの化け方もやはりすごかった。MWの白服さんといえば、MVでのあの気配の消し方と唐突な顕現が思い出されるけど、ドラマ(というか体裁としては演劇)における「危うさ」の表現もまた、とてもよかった。

野崎さん。アラビアンラプソディーの例のアレ(アラビアン弁当)はもちろん、UNBALANCE BOYの気迫が凄まじい。UBって曲は、歌詞も歌割りも振付も、明らかにあおいさんととみたけさんをフィーチャーした曲なんだけど、その中でこの年長者がどんなことしてるのかって、気づいてしまったらもう目が離せない。
下手→上手→下手→中央、と全員がぐわーっと移動する時の(I wanna feel the pain~)野崎弁当ときたら、もう。
この曲に主人公がいるとすれば、やはりそれはあおい・とみたけの二人なのだろうが、野崎弁当がもう一人の主人公のように、私には見えた。これをガッツリ捉えた公式映像がないのが惜しい。まだ何の発表もないけどDVDに期待。

【参考動画(ドコミ公式)4:14~】


MeseMoa live "UNBALANCE BOY" - DoKomi 2019

 

あおいさん。「愛してる」の手話を知っていた(自ら勉強したから)とか、兄へのお誕生日に寄せるコメントとか、素敵な大人になられたのだなあという感慨でいっぱい。

ぷんちゃん。やはり自然と目がいくダンスの美しさ。それから、ぷんちゃんの最近の髪型が好きだ。美しい歳の重ねかた(※)をしている人は、額を出すのが似合う。(歳を重ねたというにはまだまだ違和感の残る若さだから、語弊があるかもしれないが、すっかり成人した人だからこその似合いかただと思う。)

フォーゲルさん。これは緑推しがしょっちゅう口にすることだけど「わかってやってるのも無意識にやってるのも両方やばい」。あのCMは前者で、アタック64は後者のことが多い。FWドラマの演技は、今までの彼の演じてきた役とはまた違うタイプの役柄だったことが、オタクとしては嬉しい。何度見ても聞いても時ロマで歌い出しを担っていることも、また嬉しい。 

とみたけさん。MWドラマを三回全て(含再放送)見たのだけど、演技も歌も毎回新鮮に素晴らしかった。毎回新鮮に、である。再放送ではラストの独白で泣いてしまった。あんな風に歌ったり台詞を言ったりできるの、すごいなあって思う。

兄。全体曲でもソロでも「歌の兄」という印象を残しながら、モノボケやショートコントで振り切ってるの、エンターテイナーとして最高。先にも述べたような「セット」や「照明」について、完全に自分の側に引き込む力を持っている方だな、と思う。 

 

各演目・chの話

もうそろそろ力尽きそうなので、ここからはいよいよ簡潔に箇条書きで……。(ちょっとの覚え書きのつもりで一気に書き始めたけど、存外に文字数が多くなってしまって疲れてきた。トータル3,000字強?)

ドラマ、単なる演劇として楽しめたのが何より嬉しかった。楽曲の絡ませ方も絶妙なさじ加減で。エンドロールについて言えば、「プロデューサー 篠原裕之」ってのが最高。
MWについては、あの小道具の文庫本が何だったのかまだわからず、気になっている。

アルバムのユニット曲(REiとSOMEDAY)二つとも、ツアーが始まったことですごく腑に落ちた。なるほどこの面子でこういう曲を、という企画意図みたいなものがライブを経てより感じられるようになった。

兄ソロ。これもここで解釈が急に完成した感じ。一級のエンターテイナーだった。さっきも同じこと言うたな。

UNBALANCE BOYについては、野崎さんのくだりでもだいぶ書いてしまったけど、毎回鳥肌もの。特にメイン二人を囲んで仰け反るところが。

「渦巻いてゆく欲望」の曲ことアラビアンラプソディー。 Shake your bodyのフォーゲルさんも見逃せないし、女官の水浴びシーン(と私が勝手に呼んでいる箇所)(あそこ落ちサビって言い方で合ってますかね?)も見逃せない。忙しいったらないぜ。

パシフィック展望台の声の重なりが、何度聴いても好き。

リトリガのひとつの多重世界を見せてきた、と感じたのは、RENBOで格ゲー風なことやってた企画。(毎回勝敗が違ってたとしたらとんだ深読みなんだけど、私が見た回においては、最終的にあおいるかが一人勝ちしていた。)

こういうものを自分は見たかったんだと初めて知ったのも、れんぼのアレと体育会のアレ(番組名を正確に覚えていない)だった。DDPの経験が確実に活かされている……というか、ああいうパフォーマンス演目はDDP的な特別な機会でしか見られないと信じて疑ったこともなかったのだ。(cf.DDダンス部演目)

周囲のオタクが口をそろえて「あれはよかった」と言っていた4分間クッキングは、ついぞ見る機会がなく……。円盤熱望。配信熱望。

 

映像の話

会議室からドアを開けて出ていくシーンが3×3の画面分割だったのが、「9枚のドア」を意識させた。単に尺の問題(9人が順にドアを出て行くのをワンカット映像にすると時間を食う)かもしれないけど。

 

セミファイナルまでの感想をひとことで

まばたきの隙間にすり抜け消える今を 一秒さえ見逃さずに追いかけよう

(絶好調days)

1部も2部も、毎回そう思わずにおれないライブだった。

 

さて、とりあえず、書き留めておかなくちゃと思っていたことの8割くらいは書けたと思う。パシフィコ当日までになんとか書き出せてほっとしている。

数日後にあそこで何を見るのか、まるで予想もつかないけど、当日まで体力を養い温存しておかなきゃいけないことはわかる。ここまでなんとか書けたので寝る。何事も体力勝負である。おやすみなさい。