さきがける(二丁目の魁カミングアウトとの出会い)

四人組のアイドルグループ「二丁目の魁カミングアウト」と私の出会いについて。

グループの方向性や各メンバーについては、既にいろんな方が書いておられるので、私は「一曲を掘り下げる」趣向で。

 

 2017年10月、初めて彼らの曲を聴いたきっかけは、TwitterでMVの紹介ツイートを目にしたことだった。そこで挙げられていたのは「そっ閉じ青春」。


そっ閉じ 青春[music video] / 二丁目の魁カミングアウト

 

「二丁ハロ(にちょはろ)、グループ名変えてたんだ、っていうかMVとか作ってるんだ」程度の気持ちで見たこのMVが、これでいきなりはまったというほどではなかったけど印象に残って、他の曲もMVあるなら見てみようかな、とは思った。そうして次に見たのが、「そっ閉じ青春」よりも少し前にアップされた「青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ」だった。これが私にとっての決定打だった。

 


青春は何度でもやりなおせるなんて嘘だ[music video] / 二丁目の魁カミングアウト

 上記のリンクからMVを一回見てみたよ、というあなたへ。歌詞が全部テロップで出ているから、二回目はそちらに注目してみて。

 

ふうん、すてきな旋律の曲だな、とはすぐに思った。
でも、「13,14,15才」なんてもうずいぶん昔の話だし、当時自分が抱えていた辛さなんて、もうはっきりとは思い出せない。
「18,19,20才」はそれよりいくらか最近だけど、自分にとってはパッとしない時代だった、何かがきらめいていたなんてことは少しもない。
「大きな別れ」なんてそんなドラマティックな出来事は起こらなかったし、「28,29,30才」が大人だなんて言われちゃうと、身がすくむようだった。
すてきな曲だけど、私には縁遠い生き方を歌っているんだと、そう思って聴いていた。

そう思っていたところへの、「53,54,55歳」。急に遠い未来のことを歌うから、びっくりした。そこに続くフレーズにも。

53,54,55歳 なる頃 僕はだれかと 手を取り合えていますか?
教えて 知りたくない

長くて短い人生の中で、初めて感じた。「歌詞に救われるって、こういうことか」と。

 

その後、当時公式You Tubeチャンネルにあがっていた動画を全て見て、11月4日のワンマン(新宿BLAZE)に行くチャンスこそ逃したものの、12月のある日、数年ぶりに新宿二丁目に足を運んだ。彼らのフリーライブを見るために。*1

物販で初めて彼らのCD(当時はアルバムが二枚目まで出ていた)を買って、ライブを見た。何しろ動画でしか曲を知らなかったから、あまりよく知らない曲もあったし、振りコピも全然できやしないし、コールにも不慣れだったけど、ただ「来てよかったなあ」と思った。

 

2019年7月現在、アルバムは4枚まで出ていて、彼らのオリジナル曲は総数30曲。

セトリのまだ分からないライブって、それが節目の大きなワンマンとなれば特に、果たしてあの曲はやってくれるのだろうか?みたいな勝手な不安がいくらかはあるものだけど、30曲全てやりますって言い切っているワンマンが、来週に迫っている。
一曲しか知らなくたって、それ、絶対やってくれるのよ。見てみたくない?

 

そうそう、こちらはさっきの曲のライブ映像。2018年5月のワンマン(O-EAST)での映像で、DVDとBlu-rayも出てる。四人のライブってこんなかんじなんだーって、わかりやすいでしょ?


青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ / 二丁目の魁カミングアウト【from 1st DVD/Blu-ray「ゲイビデオ❶」】

 

それでは、zeppで同じステージを見ましょう。ばいちゃ。

そうそう、8/14のzeppはどうしても予定が……という方に耳寄りな情報だけど、来年の1/8にはサンプラザ中野でワンマンがあるよ。

 

では今度こそ。ばいちゃ。

*1:この過程で、数年前の肉フェスで推したちと同じステージに出演し、写真まで撮っていたことを知った。