推しのソロライブ感想文(緑のあの人編)

こんにちは、こんばんは、一介の緑推しです。推しが1時間の無観客ソロライブをやったので、感想文を書きました。

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以下、セトリネタバレです。

 

 

前日も前々日も、DDアイドルのソロライブは見ていたけど、さすがに推しの番となると何とも言えない緊張があった。
あの人もこの人もこんな緊張感を味わっていたのかなあ、と親しい他担の顔を思い浮かべる。
落ち着きなくTwitterと配信画面を交互に見ながら、部屋で一人、21時の開演を待った。

 

M1. 最強バケーション

イントロがかかるなり、半年ちょっと前のTT6神奈川公演にタイムトラベルしてしまう。あの日のソロが、この曲だった。
あの時も、彼はステージ上にたった一人だった。そりゃそうだ、ソロ演目だもの。
フロアじゅうが緑のペンライトで溢れていた光景を思い出す。当時はまず予想外の選曲に驚いて、それから、彼とフロアの我々との間に、何か説明しがたい双方向性の存在することを強く感じた。楽曲を介したコミュニケーションが確かにそこにはあった。
そして今日、無観客の平和島で、弾むように駆けてきての第一声。
「ソロライブ、来てくれてありがとうございます!」
そっか、この人、「(配信を)見てくれて」じゃなくて「(ライブ会場に)来てくれて」って言うのか。

 

M2. 飛び込め!夏色パラダイス☆

ヒェ~~~~ッこんなの一人DDPじゃん!なんて贅沢なの!君に夢中!!!
推しよ、欲張って生きてくれ、と思う。あなたに限っては何ひとつ欲張りすぎなんかじゃない。

 

M3. VIVA!チャイナ

これは予想外。畳みかけるように他グループの曲を持ってくる構成(攻勢)(どうせえっちゅうの)。
後のMCで曲自体について「コミカルなかんじ」って言い方をしているんだけど、振付外の動きのコミカル要素がとってもチャーミング。パントマイム的な動きがはまるんだよなあ、Greatest Delightのたぐりよせゲル*1しかり。
本家の解釈やグループ全体曲としての歌唱構成を踏まえつつ、ソロでいかに歌って踊るか。これがカバーの醍醐味だ。
コミカルなかわいらしさに、ちょっと大人のアクセント。

 

M4. Shine on you

前の2曲が「カバーらしいカバー」だった分、このタイミングでやるMeseMoa.曲がこれなんだ、と意外。なんとなく終盤の曲っていうイメージがある。
何度も見ている曲だから振付もよく知っているけど、これを推しがずっと一人でセンターで歌って踊り続けているのは初めてだ。
いつもと違う感じと、いつもの推しカメラの感じが入り交ざる。
部分的に他メンバーの歌声が入ってるの、泣いちゃう。あと「慣れない靴」けっこうな勢いで脱ぎ捨てちゃってて笑う。
「抱えたもの全て~」のフレーズが、曲の本来の構成上はそうじゃないんだけど、でも今回に限ってはサビだなと思う。
間奏のターンが美しい。時間止めて回ったの?って思っちゃうくらい。

 

M5. Sweet Starlight

平和島でスイスタを見たことは何度もあるけど、まさか推しが一人でやるのを見る日が来るとは。ステッキが見える。

 

M6. Because of You

「夜」「星」と聞いて、真っ先に思い浮かべたのがこの曲。
because of you ってそりゃこっちの台詞だよォ!

 

M7. MIDNIGHT D(R)IVE

ビコオブの次に思い浮かべたのが、この曲。
フォーゲルさんの魅力を唯一無二の引き出し方で見せてくれる名曲。そんなことはとっくに承知していたけど、これをソロでやるとなると、なんだかこちらも少し身構える。
「夜の向こうへダイブ」「朝までずっと」のファルセットの美しさにハッとした。
知ってるフォーゲルさんと同時に、知らないフォーゲルさんがいる。このパート、そうやって歌うんだ。
「夜風に身を任せて」の振付で隣に人がいないことに、8人の不在を突き付けられる。さびしい。

 

M8. カーニバルと少年

「挑戦したくて」と選曲理由を語るのを聞きながら、何にも予想することなくイントロを迎えてしまった。
歌唱部メン御用達みたいなこの曲を、ダンス部筆頭の一人であるあなたが!?挑戦したくて!?自ら選んだっていうの!?
動揺、狼狽。けれどそれも束の間。Aメロから、この人この曲を歌いたくて選んだんだろうなって感じ取れた。そして、「この恋心」の頭の「こ」が完璧。
プールの後の授業みたいな、名状しがたい心地よい切なさだった。 

 

M9. FEEDBACK

やったー!FEEDBACKだー!
踊ってみたがNGテイクも込みで好きだったから、これをソロで見せてくれるなんて、嬉しい。
カーニバルとはすっかり表情を変えてきて、さすがだなあって見入ってしまう。
これまでの曲で複数台のカメラを使いこなして目線を送っていたのを、ここではごくシンプルに正面のカメラだけを見る。そういう使い分けのできる表現者だからだ。

 

M10. 浮世ダイバー

畳みかけてきた!畳みかけてきたぞ!なんだこれ!潜りすぎィ!
推しが言えって促すので言います、こ~~しまっつり!
王道の少年漫画みたいなかっこよさに、目が離せない。
「カウンターブロー」の発声が好き。ラストのファルセットに、また新境地を見た気分だ。

 

M11. アンラッキー☆BOY(´・ω・`)

アンラキで〆るのか。ここでも冒頭のファルセットがきれいで震える。
彼が何をどう考えてセトリを組んだかなんて、語ってくれる範囲のことしか私は知り得ないけど、選曲理由の説得力みたいなものが強く見えたように思う。
会場を見回す時の顔がいつものライブと同じで、これはやっぱりライブなんだな、と安堵とともに納得した。

 

総括

比喩でもなんでもなく、ブロックごとに、更には曲ごとに顔が違って、改めて見返してもびっくりしちゃう。
そして、見るたび新鮮に「この人のパフォーマンスが好きだ」と思えることが、思わせてくれてることが嬉しい。
もはや「好きな踊り手」でも「好きなアイドル」でもなくて、この人って私にとって「推し」なんだなって、そう感じた。
こんなふうにステージ上で輝く人の、行く先がどうかなるべく明るいものであってほしいと願う。こんなの、息災を祈らずにいられるかよ。

  

余談

 

*1:確かめたり数えたりたぐり寄せたり、もう大変よ。アコースティック版の動画でどうぞ。

https://youtu.be/5xFLVAl7v0A